英語の例文はどうやって暗記すればいいか?

今日「英語教育5月号」が届き、内容が「語順から始める基礎固め」とありました。

今年、中学2年生の入塾生が2人入りました。あまり個人情報に触れない程度に言うと、彼らの根本的な間違いは、英語を丸暗記しようとしてきたということです。丸暗記できているなら、問題ないにしてもそれができないから英語に対する苦手意識が生まれてきているように感じます。

私は、中学生には教科書を丸暗記させていますが、ただ機械的に暗記するのがいいわけではありません。機械的な暗記は、苦痛しか伴いません。

例えば、文法を習っていない小学生が中学の例文を暗記するとき、それは丸暗記以外の何物でもありません。

私の経験から言うと、大学の時フランス語を第二外国語として選択しましたが、私には苦痛で仕方ありませんでした。試験前に、それこそ丸暗記するしかありませんでした。苦痛で苦痛で投げ出したかったのに必須科目だったので、逃げられませんでした。

これと同じで、英文を暗記する場合は必ず文法的に分析したうえでしなければいけません。

今日、高校1年生が春休みに暗記した暗唱例文をすらすらといっていましたが、彼らは丸暗記していたようです。

感嘆文の暗唱例文で、What a big ship that is!という内容を、What is big ship….というような覚え方をしていたので、今日の授業で感嘆文の説明をしてあげると、考えて答えを導きだしました。

私はかねてから「暗記よりも理解が大事」と、言ってきたのですが、その理由がやっとわかったようです。

英文は理解して暗記すると、絶対に忘れません。

それでは英会話どのように指導すればいいのか、という疑問がわいてきますが、それは次回にします。

ICTを使った学習について

(教育ITソリューションEXPO)

5月の教育ITソリューションには皆さん参加され方も多いと思いますが、はソフトについて少し見解を述べさせていただきます。

学習塾をやっている方なら、だれでも塾用教材を扱っている業者さんと熱き愛があると思いますが、池田塾の取り引き先である九州の専門店の方に、九州の学習塾の方々のICTの利用について尋ねたことがありますが、その方によると、ICT専用教材を利用されている学習塾はかなり、少数派だと伺いました。

しかし、その業者さん以外の取り引きがあれば当然印象は変わると思います。実際、九州大手の英進館さんは「すらら」を使った反転授業をされているようです。

大手学習塾と、我々個人塾のいろいろなところで全く異なるので、コメントできません。大手学習塾にはその果たすべき役割は、異なるのかもしれません。

あくまで私個人の見解で言うと、個人塾は完璧な業者さんが作った教材は使わない方がいいと思います。その理由は、2つあります。1つ目は内容が完璧であるということと、もう1つはランニングコストがかかるので利益率が落ちるということです。

2つ目の理由の、利益率の問題はそれ以上に利益を上がれば問題ありませんが、大手学習塾と違って個人塾は、先生個人の人柄にかかっているからです。その先生の教育方針であったり、人格であったり、キャリアであったり。たとえ、大手の学習塾が取り入れているような、完璧なものでなくても、その先生の人柄で生徒は集まるのです。

ですから、1つ目の完璧すぎるソフトを使うと、先生の個性が死んでしまうのです。特に、映像事業は先生以外の第三者が行っているとしたら、もうその先生は授業を放棄したのと同じです。

もちろん、自分が教えられない科目は別です。経済的に許す限りは、取り入れても大丈夫だと思います。映像授業はぜひ先生自身が、普段の調子で生の授業ではなく、カメラの前で撮影用として撮ってください。

その授業を見たときの生徒の反応を確かめてください。先生自身が作ったビデオなら、その使い方は実にいろいろあると思います。

また、アプリについては、次回にします。

 

「アクティブラーニング」の書評を読んで

「ゆとり」悲報またか?「アクティブラーニング」のヤバさを知っておこう

本書は、学校教育の歴史を振り返りつつ、「主体的・対話的で深い学び」がこれまでどう考えられ、どのように取り入れられてきたかを語っている。さらに、これらと昨今の「アクティブラーニング」「主体的・対話的な学び」の相違点はどこかを明確にしている。結果見えてくるのは、「アクティブラーニング」そして「主体的・対話的な学び」が、じつに場当たり的に、ほとんど批判的検討もなく、希望的観測をもとに無反省に取り入れられようとしているという事実だ。ひとことで言えば「雑」。何度おいおいと言いたくなったか。
(書評の引用)

この本の著者もまたこの本の書評を書かれた方も、今文科省が推奨しているいわゆるアクティブラーニングを批判している。

私は、昨日塾の英語教育におけるアクティブラーニングの重要性について述べたのですが、ここでもう一度アクティブラーニングについて定義すると、「学習者である生徒が受動的となってします授業を行うのではなく、能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法です。生徒が能動的に学ぶことによって認知的・倫理的・社会的能力・教養・知識・経験を含めた汎用的能力の育成を図る」(2012年8月中央教育審議会答申)とあります。

私はこの本を読んでいないし、また具体的に先生方がどのようなアプローチをされているのか、ネットで知るか限りのことしか分かれません。

私はあくまで学習塾の立場でものを考えています。結果が伴わないような方法論は学習塾には向かないと思っているので、もし学校で行われているものが、ただ形だけのもので効果がないのであれば本末転倒だと思います。

主体的・対話的・深い学びを身に着けるのにICTを用い学習に取り組んでいるさまは、目的を果たしているように見えます。

私は昨年、「教育ITソリューション」で我が益田市の取り組みを見る機会がありました。生徒たちはiPadを持ち校外で観察したものを写真に撮り、教室で編集したりするさまは非常に教育的だと思いました。

ただ、見方を変えると、例えば中高一貫の進学校がおこなうアクティブラーニングならどういう発想でお小奈津でしょうか。

おそらく、我々学習塾の関係者が思うような発想で取り組んでいることでしょう。実際私もその取り組みは何度も拝見させていただいていますし、効果はあると思います。

ただ、何を基準にするかでその判断は変わってくると思います。我々学習塾の場合、限られた時間で結果を出さなければならないとしたら、ある意味時間のかかるアクティビティーはできないでしょう。

私は、人間形成とか教育的なことは学校に任せることにしています。

明治維新を成しとげた者は学校教育で育ったんじゃない。彼らは藩校や寺子屋などの教育機関で育ったのである。

ではこの書評では、明治維新前の寺子屋について言及している。寺子屋はその数だけカリキュラムが存在し、実際歴史を動かすような人物をたくさん育てたと。

私は、学習塾は今こそその寺子屋精神に戻るべきだと思います。

ほかの科目についてはわかりませんが、英語に関しては。、私がやっていることは厳密な意味でのアクティブラーニングではないかもしれませんが、ただ教科書を読み問題集をやるだけの授業では身につかないものがあると思うのです。私は、ILE池田塾という寺子屋を30年以上やってきましたし、これからも常に時代に対応し、自分らしさを前面に出し、いいものは取り入れ古いものは改善し常に進化したいと思っています。

私が行っていることは、実際その効果はまだ部分的でしかありませんが、私なりに教材開発を進めております。これからも池田塾らしさを追求し続けます。

学習塾におけるアクティブラーニングの位置づけ

アクティブラーニング

学習塾におけるアクティブラーニングはどうすべきか?という問いに、ほかの塾ではどうこたえるのか?非常に興味深い。

学習塾を定義するとき、

1、補習塾としての役割

2、進学塾としての役割

大きく分けると2つに分かれる。そして、指導形態から分けれると、

1、個別指導

2、一斉指導

また、経営形態からすると、

1、個人経営

2、企業型フランチャイズ

その目的、形態において個別指導の補習塾においては、わざわざアクティブラーニングに取り組む必要性はないかもしれない。

しかし、個人塾であれ企業型であれ一斉指導の進学塾であるなら、避けては通れません。ちなみに当池田塾は個人経営の一斉指導でありますが、補習塾と進学塾の両方の性質を持っています。

私はもともと小学生英語は、若い時から取り組んでいたおかげで、ゲームなどを取りいてたアクティブラーニングを実施してきました。しかし、正直中学生には昨年までほとんど取り組んできませんでした。

今年池田塾はカリキュラムを全面的に変え、ICTを使いつつアクティブラーニングに取り組んでいます

そもそも、学校におけるアクティブラーニングと学習塾におけるそれは異ならなければならないと思います。なぜなら、学習塾における目標は個人の成績向上に尽きるからです。結果が出なければ意味がないのです。

これまでのように、テスト対策としての英語の指導であるなら、英語を使った授業やアクティブラーニングは必要ありませんでした。

しかし、今後検定テストの結果を学校が積極的に取り入れるとしたら、4技能の育成という観点から学習塾においても、何らかの対策を考えなければなりません。

今日、中学3年生の生徒同士の話の中で、今度の英検を受けるかどうかということで話が出ていまた。彼らの話からすると、2次テストで英語の質疑応答があるから受けたくないということでした。

これは私のせいでもあります。

これまで池田塾では時間の制約もあり、あまりオーラルイングリッシュに取り組んでこなかったことは事実です。去年の3年生は全員3級が合格し、1人は準2級合格もう一人は準2級の面接で落ちてしまいました。

英検対策としては直前に、2次対策もしていたとはいえ普段の勉強の中では、ほとんど英会話いえオーラルイングリッシュを扱ってきませんでした。それでも、3級まではみんな実力で何とかしてきたのでそれに甘えていたのかもしれません。

英検対策のソフトを導入して、パソコンでいくら練習しても、英語でコミュニケーションする能力はつきません。やはり先生の方からアクションしていかなければならないと思います。

池田塾では、指導法を効率化し限られた時間の中で先生から生徒へ、生徒から生徒へという流れを作ってアクティブラーニングを行っております。

私は、学校におけるオールイングリッシュの授業には反対意見ですし、ましてや学習塾ではこだわる必要はないと思っておりますが、しかし何もしないのでは、学習塾における英語指導はこれからのトレンドについていけなくなるのではないでしょうか。

池田塾では、みんなが楽しく学べる英語を目指し、これからも研究していくつもりです。

英語の文字指導におけるフォニックスの役割 その2

(フォニックスの練習風景)

今年の中学1年生は、ほぼすべて小学校から英語を習っていた生徒たちばかりです。その中には、一人ほかの塾から入ってきた生徒もいますが、いつ入学してもどのレベルからでも必ずフォニックスを指導します。

他の塾から入ってきた生徒さんは、ものすごく知識は持っていましたが、文字を読むことにひどく偏りがありました。例えば、「犬」dog走っているのに、「男の人たち」menはよめないのです。ある程度英語を勉強してくると、慣れから知らない単語も読めるようにはなりますが、この生徒さんを見て分かったことは、小学生英語の特徴として、ある者に対してその音で単語を認識しているということです。つまり、絵と音で英語をひとつづつ覚えているのです。

この覚え方は、おそらくほとんどすべての小学生がやっていることですが、子供たちは映像(絵)と音からしか学べないのです。つまり、誰かに教えてもらわないとどんなに簡単な単語でも読めないということです。

もっと言うと、すべてが暗記で100語を暗記するときその100語すべてを教わって覚えるか、もしくはCDなり音声機器を使って暗記せざるを得ないのです。

この場合、何が起こるかというと知らない単語に出会った時の学習能力が養えないということ、そして自分から読めないのですべてが外からのアプローチになるので、暗記させられるということになります。これが、文章になったときは、悲劇以外の何物でもありません。

今は、英会話スクールが全盛期かもしれません。先生と、口頭練習により何度も何度も英語を来る返す練習をします。この方法はもちろんすごく大事な指導法ですが、文字を介さない練習は不毛です。

ですから、今後いくら小学校低学年から英語を勉強しようと、英語を話せるようにはなるけれども、読みないかけない期間がいたずらに長くなるので、生徒の負担はのちに大きくならざる負えないということです。

オーラルに終始している間は生徒はすごく英語を楽しく学びます。しかし、今後低学年化して5年生から文字を介するようになったとき、いきなり悲劇が訪れるのは目に見えています。

先の、よその塾から入った生徒さんにフォニックスを指導したところ、あっという間に自分で学習できるレベルになりました。それは、当然それまでのたくわえがあったからです。しかし、もしその生徒さんもそのまま学習を続けていれば、英語は苦痛以外の何物にもならなかったことでしょう。

上の写真は、4月から新中1に入ったにフォニックスを指導しているところです。

かなり、できるようになりましたがもう少し練習が必要です。今後が楽しみです。

まだ、塾で導入していない方がいらっしゃいましたら、松香フォニックス研究所で研修を受けてください。意外と楽しいかもしれませんよ。

mpi松香フォニックス

英語の文字指導におけるフォニックスの役割 その1

          フォニックス表

フォニックスを指導していない学習塾はぜひ導入してください。

個人塾の場合、自分の得意分野に偏る傾向があるのですが、フォニックスはちゃんと指導した方がいいと思います。私は、教材は学習塾専門の業者さんから取り寄せていますが、学習塾向けの教材もいくつかありますので、ぜひ使ってみてください、

学習塾の先生の場合、中学高校は多くても小学生に英語を指導していらっしゃる方が圧倒的に少ないように思います。これから、小学生英語がますます注目されるときに、手をこまねいているわけにはいきません。

女性と男性の場合、低学年ほど女性が向いていると思いますが、高学年なら男性でも大丈夫だと思います。私も、5年生ならまだ大丈夫ですが、4年生くらいだとちょっとという感じです。

私が、塾を始めたばかりのころ、中学生だけしか募集していませんでしたが、知り合いの方に小学6年生から募集をすれば中学生の募集の時有利ですよ、と言われその時からずっとそうしています。

実際、小学生クラスが充実しているときには中学生の募集も楽にできます。

まだ若いころ、私は小学生英語の指導法を研究していた時期があり、いろいろなセミナーにも参加しました。今でもそのテクニックが生きているので、あのころ勉強しておいてよかったとつくづく思います。

Twitterなど拝見していると、若い方が随分いらっしゃいますが、これから大変だと思います。余裕があるのであればフランチャイズに参加するのも一つの選択肢ですが、導入しても常にそのノウハウは自分自身の中に積み上げていく必要があります。

若いうちは、いろいろなものにチャレンジしてみてください。学習塾だけの業界にいると案外視野が狭くなります。児童教育の専門家の方や全く異なった業種の方との交流も大切にしてみてください。そうすると、そこから新しいノウハウが身につくかもしれません。

フォニックスは、私がまだ若いころ「カーネル出版」という英語の専門の業者がいました。そこから私は、学習塾を開業して始めた大きな自己投資をしました。LL装置を利用したその当時最先端の英語の指導方法でした。学校も数百億単位の予算を取り、学校に導入するほどそのノウハウは貴重なものでした。

今も、その機械は現役です。

今年から、この機械も第一線から退いてICTが主役となりました。

実は、フォニックスもこことき「カーネル出版」から導入したのがきっかけ脱兎のです。

つづく

「学研プライムゼミ」の記事を読んで。

教育の職人たちが作る本格派映像授業「学研プライムゼミ」

「学研プライムゼミ」は、いつでもオンラインで学習できる映像授業である。(本文より)

講師陣は、ずらっと一流講師陣が名を連ねていますが、なぜ大手はこのように映像授業のクラウドを作るのか考えてみてください。

映像授業は、T予備校を筆頭にすでに大手の企業がいくつも手掛けていて、一般企業でもお金を出しさえすればいくらでも、取り入れることができます。

私もこれまで、他社の映像授業を取り入れていたので、その素晴らしさはよく知っているつもりです。

 

私が、以前T予備校の校長をしていた時、その講師陣の質の高い講義に触れ、毎日感動していました。それは否定できないし、また今現在そのような形態の映像授業を取り入れている塾を批判するつもりは全くありません。

私自身、これまで30数年間の間に、いくつもフランチャイズを試み、成功や失敗を繰り返し今に至っているので、企業型の学習塾は本当に素晴らしいものです。

 

ただ、自分自身が講師を兼ねている個人塾の場合、自分の授業と映像授業の衝突は否めません。企業型の塾であるなら、徹底して自分を隠し、商品の宣伝に努めるべきです。

 

今の時代、お金さえあればシステムを導入し、コーチングに徹するべきですし、収益の増収に努めるべきです。

 

ただ、自分自身がその授業に触れると、自分自身の授業スキルがましてきて、やはり自分なりの教え方にこだわりたくなるのではないでしょうか。

 

単なる経営者であれば、決してそのような気持ちにはならないでしょう。ただ、経営者が講師も務める、個人塾の場合は、自分の理想を追求するのがごく自然なことです。

 

世の中には、決して表には出なくても自分流を追求している素晴らしい塾の先生が、たくさんいるはずです。

 

一旦映像授業を入れると、その塾は大手の看板を背負うことになるので、もう個人塾とは呼べなくなります。それを徹底するのも一つの方法ですが、自分自身のスキルを磨き続けている先生方なら、そのような映像授業に納得できないはずです。

 

私が、提案したいのは、そのようなスキルを持っている全国の先生方は、自分が主人公の映像授業を今のうちにとっておくべきだということです。

 

ただ、塾のオーナーではない講師の方の場合、その映像の所有権が問題になりますが、それはオーナーとあらかじめ相談する必要があります。

 

全国のそのような先生方が集まる会があれば、きっと大きな力になると思うのですが、、、、

 

大手の企業が一流講師人を使って映像授業のクラウドをつくるなら、個人塾の先生方も自分の映像授業で対抗してみてはどうでしょう。

 

池田塾の場合、すべてが私の手作りなので不満や違和感を感じている保護者の方はいらっしゃいません。基本、無料で提供しているので、皆さんには感謝されています。

 

皆さん、「全国私塾反転授業研究会」の意味が分かっていただけたでしょうか。ムーブメントが起こるまで訴え続けます。

 

代表 池田徳幸

反転授業は定着するのか?最終回

これからの小学生英語の指導を考えるとき、低学年化していかなければならないが、既に女性講師と何らかの業者の教材を使用しているところは別にして、我々個人塾の場合、初年度からすぐに生徒が初期投資を補填できるくらい確保できるかは、不確定です。

しかし、何らかのアクションを起こさなければ、確実に英語は低学年化しており、◎◎ジュニアとか◎◎教室のように、英会話に強いところに食われてしまいます。

世間の親御さんが、自分の子供の英語について考えるとき、意識の進んだ親御さんほど英会話に走る傾向があります。

しかし、5・6年生で英語が教科として成績がつくようになれば、学習塾の出番は必ずあるはずです。

池田塾の場合、小学校の低学年化を進めた場合、どうしても避けられないのが、中学に入学した時の学力差です。

早く勉強をし始めれば、どうしても後から入る生徒とレベル差がつくからです。そこで、個別指導となると授業料をたくく設定しなければならなくなります。

一斉授業と個別指導は授業料のことを考えると、相容れません。

そこで、一斉授業と個別指導のハイブリットをICTで行えば、授業料を上げなくてもアダプティブな指導ができるのです。

最近の学習塾は、圧倒的に個別指導が多いので私のような学習塾の問題はわからないと思います。私のように数十年前から塾をやっているものからすると、個別指導と一斉授業は全く異なるのです。ここでは、どちらが良いのかという議論をするつもりはありません。

今年から、池田塾では中途入塾者をスイスイコース、小学生からの持ち上がりをドンドンコースと名前をつけました。学校の勉強にスイスイついていけるように、また、自分のペースで学校の進路よりドンドン進めるようにと名付けました。

ここで、登場するのが反転授業です。反転授業は、意識の高い生徒しかできないと思います。これを学校規模でやったとしてもあまりうまくいかないでしょう。特に、公立の小中学校では無理だと思います。

反転授業に陰らず、映像授業そのものがかなりハードルが高いのです。

学校でも学習塾でも同じですが、クラウドシステムを持っているという条件で言うと、学校の方が早くそのシステムが一般化すると思います。現に、早い自治体ではそのシステムの構築が出来上がっています。

全員に反転授業を行うということにおいては、私は無理だと思いますが、意欲のある生徒に限るとその効果は絶大です。

中2で英検3級をとらせ、3年で準2級にチャレンジさせるにはこのシステムは不可欠です。

ただし、英検に合格することだけに限って言うと、世の中には英検用のアプリがたくさんあるので、学習塾においても部分的に英検ソフトを導入するのもいいでしょうが、正直高校でその力は振出しに戻ります。

反転授業には、限りない可能性がありますが、その方法論はまだ始まったばかりといえます。どんな生徒にどのように導入するか、それは経験を積んでいくしかないのです。

このサイトonline英語塾Libraは、池田塾の塾生のためのe-learning専用サイトです。ドンドンコースの生徒は、どんどん自分のペースで先取り学習しても構わないし、スイスイコースの生徒は復習用として使っても構いません。

online英語塾Libraは、LMS(ラーニングマネジメントシステム)という仕組みで構成されています。このシステムを私はずっとほしいと思っていたのですが、業者さんに頼むと最低でも200万から300万かかります。しかし、私は自分で作りました。この方法は言えません。

いつの日か、同志といえる先生方が集まる会ができたとき、皆さんで知識を共有できる機会が早く来ればいいと望んでいます。

全国私塾反転授業研究会が、1日も早くでいることを願っています。

発起人 池田徳幸

 

反転授業は定着するのか?4回目

(アプリ学習)

池田塾ではこれまで30年間しつこくLL装置による音声指導をしてきました。4技能教育は、開塾当時から行ってきたので、何も目新しいことではありません。

その効果は、既にこれまでの生徒で証明済みですが、前回指摘したように、習熟度テストまでは効果にはばらつきがあります。

ICTを導入して以来、独自の教材を製作してきましたが、今年からいよいよ本格導入をすることにしました。教材はオンライン上では、口頭練習を反復するコンテンツと文法練習を反復するコンテンツの2種類です。

これまで、英会話を意識した練習にあまり取り組んでこれませんでしたが、クラスで一斉授業で質疑応答や言いかえ練習をした後、パソコンで各自口頭練習を積み重ねます。いわゆるコミュニケーション能力を養います。

これまでは、授業中に少ししかできませんでしたが、アプリ学習なら何度も繰り返しできます。英語は声に出して言わなければ力がつかないのです。

文法練習も、問題集をやるだけでなく、その前後にアプリ学習をさせると文法の定着率も高くなります。しかも、声に出して変換練習をさせると、英会話の練習にもつながります。

これまでLLを使った音声練習でしたが、パソコンによるアプリ学習をすればLLは必要なくなりました。

正直、ipadの方が授業中には使いやすいので余裕ができたら、切り替えていこうと考えていますが、今は、パソコンで代用するしかありません。

ほかの塾で導入を考えている先生がいましたら、わたしはipadとパソコンを半分ずつ入れたらいいと思います。そしてパソコンはcromebookの方がいいと思います。

この続きは次回にします。

 

反転授業は定着するのか?

 

私は現在反転授業を行っているわけではありません。なぜかというと、これまではちゃんとビデオを家で見させる仕組みがなかったということと、以前使っていたクラウドは生徒の方も若干費用負担が出たので、全員にそれを導入することは不可能だったということです。

反転授業はこれ鹿野の主流になるかというと、主流にはなれないと思います。「全国私塾反転授業研究会」という名を銘打っているのにおかしな言い方かもしれませんが、生徒は映像授業は家では見てくれません。

その理由は、
1、時間がない  部活に忙しく、塾まで通っていれば見る時間はないでしょう。

2、家庭における環境  そもそも全員が家でパソコンなり、タブレットなりを用意できるわけではない。

3、仕組みづくり      クラウドを使ってLMS(ラーニング・マネジメント・・システム・)が整備させていないと、管理ができない。

ILE池田塾が目指している学習スタイルは、すべての生徒に反転授業をさせるのではない、ということです。

池田塾では、昨年授業の在り方を根本的に見直し、大改革を行い、今年はそれに基づいて一斉に実施しています。

まず、数学をやめ英語一本にしました。そして、私が作ってきたICT用テキストを積極的に利用し、できるだけパソコンを授業中に使うようにしました。

昨年の一番の成果は小学生英語でした。

実は、以前は週1回体制でしたが、今後小学校での英語教育が盛んになることを見越し、週2回体制にしたのです、

週1回では、はっきり言ってできることは少なかったです。池田塾では、小学生には徹底的にフォニックスを指導してきましたので、そういう意味での成果は十分にあったと思います。

しかし、週1回に得るものはフォニックス以外ははっきり言って、目に見える成果はあまりなかったように思います。これは、池田塾にかがらずすべての塾で言えることだと思います。ただ、個別指導体制で、そのままの指導ができるのであれば結果は異なると思いますし、そのような塾もあるのでお断りしておきます。

池田塾の場合、一斉授業でしたので小学生の時いくら勉強しても、中学からゼロからスタートする生徒がいるので、いずれは学校と同じ進路になり、他の生徒から追いつかれてしまうのです。

ただ、フォニックスをしっかりやっているので単語の暗記力・文章の暗記力は他の生徒より格段と上なので、学校の成績が上位を占めることに違いはありません。

私が、言うのは小学校で勉強したことが貯金として中学まで継続しにくいことを言っているのです。

そんな経験を踏まえて、初めて去年週2回体制でやったのです。

その結果、たまたま生徒にも恵まれたこともあり、ものすごいことになりました。

(この続きは、明日にします。)

online英語塾Libra 代表 池田徳幸

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